ウエディングドレス自体の歴史は、ヨーロッパ服飾の歴史でもある。現在も用いられている裾を広げるための「パニェ」、その語源は。鳥かごである。鳥かごのように裾が膨らむ形の衣裳は、18世紀ごろから普及した。1740年にはフープ(裾)の幅が3メートルにまで及んだという。当時の婦人たちは戸口を通り抜けるために横に力二歩きをしたそうだ。近代まで、ウエディングドレスは、宗教上の儀式服であるため、ベールで顔を隠し、肌を露出するものは用いられなかった。しかし、だんだん宗教的な考えが薄くなってきており、大胆な衣裳も好まれるようになってきている。